「どうしてこんな目にあわなければいけないのか」NewJeansハニがイジメ吐露→これから何が起こるのか
ミン氏は「少女時代」などをプロデュースしたSMエンターテインメントで、「ビジュアルディレクティング」として活躍した後、2019年、HYBEにブランド総括(CBO)として迎え入れられた。自身のアーティストを育てたいとの意向を受け入れて、2021年、HYBEが160億ウォン(約18億円)を出資して設立されたのがレーベルのADORだ。株主構成は、HYBE80%、ミン前代表が約18%となっている。 ミン氏は、HYBEによる内部監査について、同社傘下の他レーベル「BELIFT LAB」から3月にデビューした5人組のガールズグループ「ILLIT (アイリット)」が「NewJeansをコピーしている」とHYBE へ問題を提起したことに対する報復だと反駁。この後は双方ともにスマホのメッセージを暴露的に公開するなどのっけから泥沼の体となった。
HYBEは内部監査執行から3日後には、「ミン代表が主導して経営権を奪おうとしていた計画が明らかになった」という中間報告を発表し、管轄の龍山警察署にミン前代表を「背任容疑」で告発した。 一方のミン氏は記者会見を開き、2時間に及ぶ会見で、「(経営権を)奪おうとしたことも、それを企図したことも、実行したこともない」「実績を出している系列会社の社長である私を潰そうとするHYBEが背任だ」などとHYBE を激しく批判した。
そして、ミン氏は、HYBEが進めていた臨時株主総会での自身の代表解任の動きに対して、HYBEを相手に議決権行使禁止の仮処分申請をソウル地裁に提出する攻防に出た。 ソウル地裁は総会が開かれる前日の5月30日、この仮処分を認めた。ただし、「ミン・ヒジン代表がADORを独立的に支配できる方法を模索したことは明らかだと判断できる」と独立を図ったことは事実だと認めている。しかし、これが、「模索の段階を超えて具体的な実行行為までに及んだと見るには難しい。また、ADORの背任行為とすることは難しい」として仮処分を認容し、ミン氏の代表解任には待ったをかけた。