【ドラフト】清原和博氏の長男、慶大・清原正吾は育成含め指名なし 今後「何も決まっていない」
＜プロ野球ドラフト会議＞◇24日 プロ志望届を出していた慶大・清原正吾内野手（4年＝慶応）にドラフト指名はなかった。興味を抱く球団こそあったものの、指名は見送られた。この日は横浜市内の同校で待機するも、本人の報道対応はなかった。慶大の堀井哲也監督（62）は「志望届を出してから本当に多くの皆さまに注目していただき、本人も含めて我々も非常に励みになりました。ドラフトでの指名はかないませんでしたが、現実を受け止めて、リーグ戦に集中したい」とコメント。今後については「『何も決まっていない』と申してございました」とした。 【写真】慶大・清原の名前は呼ばれず机から名前がはがされた 9月12日に「最後の最後まで悩みに悩んで」と吐露しながらプロ志望届を提出したが、各球団から調査書は届かなかった。秋季リーグ戦でも2本塁打しながら打率は2割。潜在能力の全てを発揮しきれず、試合後に「4番の僕が打てなかったことに責任を感じます」と唇をかむこともあった。 プロ通算525本塁打の父とは違う道を選んだ。中学ではバレーボール、高校ではアメリカンフットボールに挑戦。「日本にもっとマルチスポーツの素晴らしさを広めたいです」という夢がある。慶大入学後に硬式野球を再開。努力の末に4番を任されるなど、その歩みは快挙といえる。
