新種のコメで地元の味を追求した新たな酒を 1ランク上の純米大吟醸クラスが目標 岐阜
東濃5市で本格的に栽培・収穫
今年は東濃地域の5つの市で初めて本格的に栽培・収穫され、地元の酒蔵10軒ほどで日本酒の仕込みが行われています。 「その地方の原料からどういうストーリーで製品ができるかという流れを作ることによって、販路の拡大にもつながる」(渡會さん) もともと酒造りに使われていた「ひだほまれ」はその名の通り、標高の高い飛騨地域で生まれた品種。 夏場の暑さなどで知られる東濃地域には、必ずしも適した品種ではなかったといいます。 地元に適したコメで、地元の水を使って酒を造る。 そんな思いもあり、新しいをコメを関係者は望んできたといいます。
来年2月に販売開始予定
海外での日本酒人気も高まる中で、11月、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになったというニュースも。 「世界に対する影響力が非常に大きいと感じているので、未知数ではありますけど、多くの期待を寄せている」(渡會さん) 地元関係者の期待を背負った今回の挑戦。 「酔むすび」を使ったお酒は、来年2月に販売が開始される予定です。 「お酒ファンの方に喜んでもらえる、楽しんでもらえるお酒はもちろんだが、普段日本酒を口にしない方に1杯でも手に取ってもらえる酒も目標として掲げている」(渡會さん)