菅原由勢が後半頭から出場も、新体制のサウサンプトンは3連敗…ブレントフォードに5失点完敗
プレミアリーグ第20節が4日に行われ、サウサンプトンとブレントフォードが対戦した。 【ゴール動画】エンベウモが2ゴールで6試合ぶり白星へ導く 今シーズン、サウサンプトンは2年ぶりにプレミアリーグの舞台に戻ってきたものの、前節終了時点での成績は1勝3分15敗の勝ち点「6」獲得にとどまっており、最下位に沈んでいる。15日に行われた第16節トッテナム戦で0-5と大敗を喫すると、ラッセル・マーティン監督の解任を決断。イヴァン・ユリッチ新監督を迎え入れたが、新体制となってからも2連敗と苦しい時期が続く。 今節は、ここまで7勝3分9敗の成績で勝ち点「24」を積み上げ、12位につけるブレントフォードをホームに迎える。ブレントフォードも直近4試合は白星から見放されており、両者ともに久々の白星が欲しい一戦だ。 サウサンプトンに所属する菅原由勢がベンチからのスタートとなったゲームは、序盤の6分にスコアが動く。ブレントフォードは敵陣中央でミッケル・ダムスゴーがルーズボールを拾い、相手をかわして左足でスルーパスを送ると、抜け出したケヴィン・シャーデが右足アウトサイドで狙い澄ました一撃を沈める。ブレントフォードが幸先良く先手を取った。 このゴールで勢いに乗ったブレントフォードは、23分にもセットプレーからクリスティアン・ノアゴールがクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど、ゴールに迫る場面を作り出す。対するサウサンプトンは前半の終盤に差し掛かると敵陣へ侵入する回数を増やし、38分にはポール・オヌアチュ、42分にはタイラー・ディブリングがゴールに迫ったが、仕留められない。前半はブレントフォードの1点リードで終了した。 後半に入ると、ユリッチ監督が動く。ジェームズ・ブリーとネイサン・ウッドを下げて、チャーリー・テイラー、そして菅原をピッチへ送り出す。前回対戦時にゴールを奪っている菅原を投入し、状況の打開を試みたが、後半に入っても主導権を握ったのはブレントフォード。53分には右コーナーキックからセップ・ファン・デン・ベルフが頭で追加点を決めるも、ここは直前でのファウルが認められ、ゴールは取り消しとなる。 だが、良い流れを継続させたブレントフォードは62分、敵陣中央でルーズボールを回収したブライアン・ムベウモが左足でスルーパスを送ると、ボックス内へ侵入したヨアヌ・ウィサはタメを作って左は流し、最後は動き直していたムベウモが強烈な左足シュートを叩き込む。ブレントフォードがリードを広げると、続く69分には、ペナルティエリア内でファン・デン・ベルフがレスリー・ウゴチュクに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたムベウモはGKアーロン・ラムズデールにシュートコースを読まれながらも、狙い澄ました一撃をゴール右に突き刺し、これで3点をリード。勝利を決定付けた。 後半アディショナルタイムにはブレントフォードの鋭いカウンターアタックにおいて、ムベウモからのパスをキーン・ルイス・ポッターが左足で仕上げ、ダメ押しの4点目を記録。直後には菅原が頭で下げようとしたボールが短くなった隙を狙われ、ヨアヌ・ウィサにゴールを許す。試合はこのままタイムアップを迎えた。 この結果、サウサンプトンは3連敗を喫しており、ユリッチ監督体制となってからも状況を好転させることができていない。一方で、ブレントフォードは公式戦6試合ぶりの白星。今季のプレミアリーグにおけるアウェイゲームでは初白星を飾った。 この後、両チームはFAカップ3回戦の戦いが控えている。サウサンプトンは12日に2部のスウォンジーと、ブレントフォードは11日に2部のプリマスと、共にホームで対戦する。 【スコア】 サウサンプトン 0-5 ブレントフォード 【得点者】 0-1 6分 ケヴィン・シャーデ(ブレントフォード) 0-2 62分 ブライアン・ムベウモ(ブレントフォード) 0-3 69分 ブライアン・ムベウモ(PK/ブレントフォード) 0-4 90+2分 キーン・ルイス・ポッター(ブレントフォード) 0-5 90+4分 ヨアヌ・ウィサ(ブレントフォード)
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