12月に行われる無差別級トーナメントのアジア予選でカリミアン、K-Jee、山口翔大、谷川聖哉がそれぞれ海外の強豪と対戦【K-1】
「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カードが8月10日に発表された。 K-1では12月14日に東京・代々木第一体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2024」で8選手による無差別級のワンデートーナメントを開催。その予選が現在、世界各地で行われているのだが、大阪大会ではアジア予選が開催される。 この日はシナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)、K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)、山口翔大(TEAM3K)、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の4選手の参戦が発表された。それぞれ海外の強豪と対戦する。 谷川は18日に開催される「Krush.164」でクルーザー級でRUIとの対戦が決まっている。前回はミドル級に階級を落として戦ったもののKO負けを喫した。谷川は「一時、75kgにしたりと迷っていた時期があった。自分は最初から言っているが、重量級のK-1、ヘビー級のK-1を見て育っている。低い階級の選手は誰でもなれる。僕ら重量級は天に恵まれたものでもあるし、神に選ばれた階級だと思っている。そこを捨てて階級を落とすのは違うなと思った。やはりでかくて強い奴が一番だと思う。重量級が日本で流行ってないのは日本人の圧倒的に勝てる選手がいないからだと思っている。8月にRUI選手にしっかり勝って、10月もしっかり勝って、日本人のエースとして12月のトーナメントに進んでいきたいと思うので、この半年間、死に物狂いでやる」と階級を戻してトーナメント出場を目指す。
空手からキックボクシングに転向し、K-1グループでは4戦4勝(2KO)、他団体も含めると7戦7勝(3KO)の山口は「子どものころから親父に“でかい奴が一番強いんや”ということで、空手の試合映像もK-1の試合映像もフランシスコ・フィリオ選手の映像を見させられながら、無理やり飯を食わされ、体を大きくして、一番でかい重量級で勝負するんやということで空手を頑張ってきた。無差別級のトーナメントがあるということで宮田プロデューサーからずっと口説かれていて、これは覚悟を決めるしかないと腹を決めた。大博打ですが、日本人として初の王者を目指して頑張ることになった。僕は無差別の中では身長も体重も小さいほうだと思うんですが、僕がやってきたフルコンタクト空手には海外勢と戦ってきた長い歴史があるので、これをK-1の舞台でも通用できるようにアジャストできればと思っている」と覚悟の参戦であることをアピール。 第2代K-1 WORLD GPクルーザー級王者のK-Jeeは「我々が子どものころに見てあこがれたのは、この重量級のワールドグランプリ。やっと、そのあこがれたところに立てるというかスタートできるなと、夢がまた一つ叶えられるチャンスが来たなとワクワクしている。なので、その夢をかなえられるように精いっぱい頑張る」とかつての重量級が盛り上がっていたK-1へのあこがれを口にした。 初代と第3代のK-1 WORLD GPクルーザー級王者のカリミアンは「今までにはこんな練習したことない。準備万端。相手が誰であろうがぶっ倒して、ノックアウトして必ず王者になる」と復活を期した。