「岸田派解散」は麻生氏・茂木氏への「決別宣言」
試金石となる能登半島地震の復旧・復興のための財源確保
須田)おそらく試金石になるのは、能登半島地震の復旧・復興のための財源確保です。年度の本予算(当初予算)が成立したあと、可及的速やかに補正を組むはずです。そうしないと道路や橋などもつくれませんからね。その規模がどの程度になってくるのか。岸田さんは「予算上の制約を求めない。財政上の制約を設定しない」とはっきり言っていますから、本当にそうなるのかどうか見極めたいと思います。 飯田)今回の本予算では、まず予備費を5000億円ほど追加で積んで1兆円にし、閣議決定し直した流れがありましたが、さらにその先があるのですね。 須田)予算項目を決める必要があります。「この道路を補修する」というのは予備費では対応できませんから、やはりきちんと査定し、予算を積み上げなければなりません。