仕事と結婚、どちらも手に入れたいのに。生産性ゼロの恋愛に、3年間もムダにしてしまった37歳の後悔
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。 今回は、過去の恋愛をひきずっていた女性の婚活ストーリーを紹介します。 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。 働く女性の婚活百景 ♯12
平日の夜にしか会えない彼。もしかしたら…?
IT企業に勤務するK子さんは、37歳。私のところに相談に来てくれたとき、K子さんは過去の恋愛を後悔し、自己嫌悪に陥っていました。 K子さんが、彼に出会ったのは32歳のとき。身近な友人が「このアプリで出会った人と結婚したよ」と勧めてくれた恋愛系マッチングアプリで、3歳上の彼に出会いました。 マスコミ業界で仕事をしている彼は、話題が豊富。普段なかなか聞けない業界の話をしてくれるところが刺激的で、K子さんは彼とデートを重ねるようになりました。年収は1,500万円を超えるのも魅力的に映っていました。 ところが、「いま思うと、彼は既婚者だったかもしれません」とK子さんは疑っています。つきあっていた頃は気づいていなかったものの、いま振り返ると「もしかしたら…」といろいろと思い当たることがあるそうです。 たとえば、彼とのデートは平日の夜ばかり。休日に会うことはほとんどありませんでした。お互い仕事が忙しかったこともあって、会えるのは月に1~2回程度。いつも仕事帰りに彼がひとり暮らしのK子さんの部屋に寄るというパターンでした。 旅行に誘っても、同居している父親の介護を理由に断られ、遠出をしたことはなかったそうです。 やがて、K子さんが連絡をしてもなかなか返信をくれなくなり、「自分を大切に思ってくれている」という実感がまったく持てなくなった頃、「こんな関係を続けていてもしかたがない」と、K子さんのほうから関係を解消させました。彼は、いっさい引き留めることはなかったそうです。