ガソリン代も高くなるので、車から「自転車」通勤に変えようと思います。片道5キロメートルなら月にいくら節約できますか?
自転車通勤に変えるメリットと注意点
国土交通省の「自転車通勤導入に関する手引き」によると、自転車通勤に変えた場合の、従業員側のメリットとして「通勤時間の短縮」「身体面の健康増進」「精神面の健康増進」が挙げられています。 自転車は、近距離から中距離の通勤に向いている乗り物です。渋滞に巻き込まれにくく、車では通れない抜け道も通行できるため、場合によっては車よりも通勤時間を短縮できる可能性があります。通勤時間が日によって大きく変動するケースも少ないため、毎日同じ時間で通勤できる点もメリットでしょう。 また、自転車は有酸素運動になるため、通勤のたびに使用することで体力や筋力の維持、増進につなげられます。同資料によると、自転車通勤はがんや心臓疾患のリスクも軽減できるとされています。気分やメンタルの向上にもよいとされているため、健康を意識した生活をしたい方にも、自転車通勤は向いているといえるでしょう。 一方で、初めて自転車通勤をする場合は、初期費用がかかります。購入したい自転車の種類にもよりますが、事前にいくら必要かを調べておきましょう。また、自転車の通勤ルートは、休日などを利用してチェックしておく必要があります。いきなり自転車で通勤し始めると、迷う可能性があるためです。
自転車通勤に変えると月1700円以上コストをおさえられる可能性がある
車通勤をしていると、ガソリン代が発生します。もし燃費が1リットルあたり20キロメートルで、通勤路が片道5キロメートル、ガソリン代が1リットル175円だとすると、1ヶ月で1750円かかる計算です。そのため今回のケースでは、自転車通勤にすると、月に1750円コストをおさえられることになります。 自転車通勤を行えば、車の渋滞にはあまり巻き込まれません。また、車よりも早く到着できたり、心身の健康が増進したりといったメリットもあります。健康を意識したい方にも、自転車通勤はおすすめです。 ただし、自転車は初期投資が必要です。自転車の種類によっては10万円を超えるケースもあるため、事前に欲しい商品の価格を調べておきましょう。また、通勤路の事前確認も忘れずに行ってください。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 9月11日(水)結果詳細版 国土交通省 自転車通勤導入に関する手引き 2自転車通勤制度導入のメリット 2.2 従業員のメリット (1)通勤時間の短縮(5ページ)、(2)身体面の健康増進(6ページ)、(3)精神面の健康増進(7ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部