母から息子へ…クソババアと呼ばれた反抗期乗り越え、”1日100円貯金”通帳に愛あるメッセージ「これ親からもらったら泣く」
■「もっと肩の力を抜いて、子どもの力を信じても良かったのかもしれない」
「1日100円貯金」通帳の注意点として、きくちさんは「通帳は印字されていない部分には何も書いてはいけません。メモを書くなら印字されたその間に!」とメッセージ。「贈与税がかかるのでは?」という指摘もありましたが、金額の合計は110万円以下であり「贈与税がかかる金額ではない」と明かしています。 ーー今回投稿が話題になったことで、息子さん本人が「100円貯金」通帳の存在がXを通してバレてしまったとのこと。通帳を渡した時、どのような反応を示していましたか。 『すげー感動する!ありがとう』『俺も将来やろうっと』『ベストお母さん賞』というLINEが来ました。実際の通帳を見て、中の文章を読んだあとは、なんだかしんみりした様子で『やべえ、感動する』と言い、『こんなに書いてくれてたら、もったいなくて使えないよ』『続きはオレが自分で貯めていって、なるべく早いうちに100万円にしたい』と言っていました」 ーー20歳まで息子さんを育て上げ、子育てを振り返ってどのような思いですか? 「先日有給を取った長男と一緒にブラックスーツを見に行って、帰りにラーメン食べてきましたが、しみじみ反抗期には出口があるんだな、という思いでした」 ーー普段、着物の楽しみ方をエッセイやイラストで伝える活動をされているきくちさんがその日身に着けたのは、黄緑色のロボット柄の半幅帯だったとのこと。 「黄緑色のロボット柄の半幅帯は、お腹にいる赤ちゃんが男の子だと判明した記念に買ったものです。この帯の方が長男よりちょっとだけ付き合いが長いんだよな、こんな日が来るなんて、とその日は密かに感激していました。振り返ると、もっと肩の力を抜いて、子どもの力を信じても良かったのかもしれないな、と思いながらも、必死すぎて余裕はなかったですね。それと、声変わりをする前の声を、もっと動画に残しておくべきだったなと思っています」 ーーさらに息子さんの下には2人のお子さんがいらっしゃるとのこと。母として、お子さんたちが今後どのように過ごしていってほしいと感じますか? 「いつだったかわたしの母に『いつまで子どもの心配していなきゃいけないんだろう』とぼやいたことがあったんです。母の答えは『自分が死ぬまで』でした。母という生き物の生態なのかなと思います。生きててよかったなと感じる瞬間が何度も訪れてほしいと思いながら、心配しすぎると疲れるので、生あたたかく見守ることにします」