【スプリングS】ウォーターリヒト 動き鋭い 幸も手応え十分 3度目の重賞挑戦で初Vへ
「スプリングS・G2」(17日、中山) さすが重賞で連続好走しているだけある。ウォーターリヒトが13日、幸を背に栗東坂路で勢いを感じさせる鋭い動きを見せた。4F53秒6-39秒0-12秒5としまい重点に追われ、ホウショウリナ(3歳未勝利)と併入した。 「先週しっかりやっていて輸送もあるので強め程度でしたが、動きは良かったと思います。乗りやすい馬です」と鞍上も好感触。3走前からコンビを組むが、調教に騎乗するのはこの中間から。2週連続で追い切りにまたがり、手応え十分だ。 17番人気のシンザン記念で3着。前走のきさらぎ賞も10番人気の伏兵評価だったが、1番人気ビサンチンドリームと鼻差の2着と接戦を演じた。「前回でフロックでないことは確認できましたからね。ポジションを取るより、ためた方が良さそう」と今回も末脚を生かす構えだ。来年定年の河内師にとってはラストクラシックで、幸は「頑張らないといけません」と気合十分。皐月賞の権利獲りだけではなく、ダービーの出走を確実にするため、3度目の重賞挑戦で初Vを決めてみせる。