【卓球】水谷隼&吉村真晴が語る。「一度成功した人ほど、過去のスタイルに戻ろうとして壁にぶつかる」
「日本の卓球はチキータに依存している」
東京五輪金メダリストの水谷隼さんとリオ五輪銀メダリストの吉村真晴選手が初めて本音で語り合う対談が実現。リオ五輪でメダルを共に獲得した二人が、選手としての課題や卓球技術の進化について語った。 水谷さんは「一度成功した人ほど、過去のスタイルに戻ろうとして壁にぶつかる」と指摘。吉村選手も「勇気を持って攻める姿勢が、今の自分には必要」と語り、自身のプレーに対する課題意識を明かした。 卓球技術の核となるレシーブをテーマに、フォア前やチキータなど現代卓球のトレンドを踏まえた議論も展開。特に、日本選手の「チキータ依存」の課題については、水谷さんが「フォア前の対応力が勝敗を分ける」と強調した。 対談は終始ユーモアも交えつつ、トップ選手ならではの視点と深い洞察に満ちていた。彼らの言葉から、卓球界の未来を感じ取れる一幕となった。 <卓球王国2025年2月号・卓球王国PLUSより抜粋>