グランドセイコー、オメガ、ゼニス…話題の時計8選 正統派か遊び心か
ジャンルの境界が曖昧になりつつある昨今の腕時計。正統派から遊び心のあるタイプまで、多彩にラインアップ。 【写真はこちら】朝日の赤が美しいグランドセイコー、ブラック文字盤のオメガ、ゼニスのスケルトンモデル…8ブランドの逸品を全部チェック!
■明るい色やメタルブレスを取り入れて存在感を高めたクラシカルウオッチ
IWC コレクション随一の上品さを備える「ポートフィノ・クロノグラフ 39」に、初の5リンク式ブレスレットの新バージョンが追加。同コレクション42mmモデルのミラネーゼブレスレットと比べ、ややスポーティーさが加わるが、小振りの39mm径との組み合わせでエレガントな印象に仕上げた。自動巻き、ステンレススティールケース、39mm径。 BELL & ROSS ベル&ロス コンビ仕様の「BR 05 アートライン スティール&ゴールド」は、ゴールドパーツに縞模様の装飾を施してモダン建築を連想させる仕上がりに。相性のよいサンレイ仕上げのブラウン文字盤と組み合わせ、都会的な洗練度を高めている。世界限定99本。自動巻き、ステンレススティール×ピンクゴールドケース、40mm幅。 GRAND SEIKO グランドセイコー スプリングドライブCal.9R系の20周年を記念した「エレガンスコレクション キャリバー9R 20周年記念限定モデル」。穂高連峰が朝日で照らされた情景を、文字盤に赤のグラデーションによる型打模様で表現した。世界限定700本。手巻きスプリングドライブ、ステンレススティールケース、38.5mm径。 OMEGA オメガ シーマスターといえば、文字盤に波模様やストライプ模様の装飾が定番だが、こちらはシンプルにブラックラッカーで艶やかに仕上げた「シーマスター アクアテラ」。光沢のあるブラックがドレス感を高め、タキシードウオッチのようにさまざまなシーンでの活躍が期待できる。サイズは38mmと34mmも用意。自動巻き、ステンレススティールケース、41mm径。
■高級素材や繊細な装飾をプラスしてスポーティーテイストを知的にドレスアップ
GLASHÜTTE ORIGINAL グラスヒュッテ・オリジナル ホワイト&ブラックを配してシーンを限定しないベーシックスタイルに仕上げた「SeaQ クロノグラフ」。ダイバーズウオッチの国際規格に準拠し、ダイバーズでは珍しいフライバック付きクロノグラフを備える高性能モデル。300m防水。自動巻き、ステンレススティールケース、43.2mm径。 GIRARD-PERREGAUX ジラール・ぺルゴ ラグスポウオッチの代表格であるロレアートに、ピンクゴールドを採用した「ロレアート ピンクゴールド セージグリーン」。文字盤はニュアンスカラーであるセージグリーンを合わせ、トレンド感度が高めな印象に。クル・ド・パリ装飾で光を捉えた淡いカラーの表情が新鮮。自動巻き、ピンクゴールドケース、42mm径。 TISSOT ティソ 光の反射や角度によって、ブラックからメタリックブルーへと表情が変化する、個性派の美しい文字盤を備えた「PRX パワーマティック 80」。スタイリッシュなメタルブレスレット仕様に、約80時間パワーリザーブや耐磁性を備える独自のムーブメントを搭載し、高いパフォーマンスを誇る。自動巻き、ステンレススティールケース、40mm径。 ZENITH ゼニス ケースにホワイトセラミックを初採用した「デファイ スカイライン スケルトン」のニューバージョン。スケルトンダイヤルは、ゼニスの象徴である星をかたどったオープンワークにして、背面のムーブメントとともにブルーに仕上げた。高振動ムーブメントのダイナミックな動きを見られるのも魅力。自動巻き、セラミックケース、41mm径。 [THE NIKKEI MAGAZINE 2024年10月20日号の記事を再構成]