今オフ注目の元中日ビシエド&DeNAフォード セ・パ両リーグで争奪戦勃発か...高木豊氏が独自分析
プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年11月19日までにユーチューブを更新し、今オフ去就が注目される外国人選手について私見を述べた。 【動画】フォードの来日第1号本塁打 ■「フォードは場を与えたら必ず打つ」 動画で取り上げたのは、DeNAマイク・フォード内野手(32)と、元中日ダヤン・ビシエド内野手(35)の2人。高木氏はフォード、ビシエドの実力を独自分析し、去就について独自に予想した。 大リーグのニューヨーク・ヤンキース、サンフランシスコ・ジャイアンツなどでプレーしたフォードは、23年シーズン途中の7月にDeNAに移籍。レギュラーシーズンは6試合の出場にとどまったが、ポストシーズンでは代打の切り札としてチームの勝利に大きく貢献した。 クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズでの活躍を踏まえ、高木氏は「フォードは間違いなく打つ。あの懐の深さとか、タイミングの取り方で、打てないバッターはいない。バッティングが柔らかい。1シーズン(通して)出たら、結構な数字を残すと思う」と高い評価を与え、こう続けた。 「ファームでも特大のホームランを打つし、彼は場を与えたら必ず打つ。右左関係なく、日本シリーズでもクライマックスシリーズでも代打に送ったから。それぐらい器用さがある。右左を苦にしない。本当に取ったら得をする」 フォードは11月4日に米国に帰国。スポーツ紙の報道によると、来シーズンのDeNAとの契約は不透明だという。
「数球団ビシエドに声をかける可能性はある」
高木氏は、外国人選手枠を含めたDeNAの現状を次のように解説した。 「度会(隆輝)を育てなくてはいけない。(タイラー)オースティンが仮にだめだったら、佐野(恵太)をファーストに入れて、度会を入れるとか。それを考えると、フォードを1塁に使っている余裕が、どうなんだろうと思う。ドラフトで大金を払って取った選手は、ある程度形にしたい。そうなってくると、フォードをファーストで使うというのは、どうなんだろうと思う」 そして、フォードがDeNAを退団した場合について言及。セ・パ両リーグの複数球団による争奪戦を予想し、具体的な球団名を挙げた。 「西武とかうってつけだし、楽天もうってつけ。オリックスでもいい。(セ・リーグだったら)阪神。(甲子園球場の)風の関係も変わってきているから、ホームランを打つだろうし。(FA宣言した)大山(悠輔)次第では、(阪神)ということも考えられる」 一方、中日を退団したビシエドについては、24年シーズンから外国人枠から外れ日本人選手扱いになったことで、複数の球団が獲得に乗り出す可能性を示唆した。 「ビシエドの場合は慌てなくても、日本人枠で取れるから、(他球団は)そんなに慌てていないと思う。『外国人だったらこういう補強ができたらいらないけど、できないときにはお願いね』という言い方をしても大丈夫だと思う。本当にビジネスで考えられる。慌てなくても、補強が落ち着いて(きたタイミングで、補強が)うまくいっていないところが、数球団、ビシエドに声をかける可能性はある」 ビシエドは来日9年目の今シーズンは、15試合の出場にとどまり、打率.209、1本塁打、2打点に終わった。スポーツ紙によると、ビシエドは他球団でのプレー続行を希望しているという。