「いつもクビになるリスクと戦っていた」元サッカー選手・太田宏介がセカンドキャリアにスムーズに移行できた訳「大変な時期を乗り越えたからこそ」
首都圏の子どもはまだしも、地方はそういう機会がまだまだない。ぼくは参加費がかかるイベントには行けなかったので、誰でも平等にというところで、地域の企業を巻き込んでの“無料開催”が絶対。同じ境遇にある子どもたちをひとりでも多く助けたいし、スポーツやサッカーへの恩返しもしたい。イベントを実施する地域の企業を回って営業に行ったりもしています。これを単発ではなく、しっかり継続的にやっていけるようにしたいと考えていて。月謝無料のスクールは全国でこれからも少しずつ増やしていきたいなと思っています。
PROFILE 太田宏介さん おおた・こうすけ。1987年7月23日神奈川県生まれ。東京都町田市育ち。2006年にJリーグ・横浜FCへ加入し、清水エスパルス、FC東京でプレー。2015年12月にフィテッセ(オランダ)へ移籍。その後、FC東京に復帰し、名古屋グランパス、パース・グローリーFC(オーストラリア)でプレーし、22年7月にFC町田ゼルビアに加入。昨シーズン限りで現役を引退した。 取材・文/石井宏美 写真提供/太田宏介、FCMZ
ちゃんと 編集部