【世界遺産を巡るスリランカ旅】名作ホテルや石窟寺院を建築観光目線でご案内
【スリランカ 南西部】要塞都市とインド洋を望むバワホテル
・ゴール旧市街 / 世界遺産 続いてご紹介するのは、スリランカの南西に位置する海岸エリア。 百数10kmに渡ってビーチが続き、魅力的なホテルが点在するリゾート地です。 このエリア最大の街であるゴールの旧市街は、砦で囲まれた世界遺産。港町としての歴史が古く、16世紀以降はポルトガルやオランダ、イギリスなど諸外国の支配下に置かれ、要塞都市として発展しました。 海風の吹き抜ける砦の上を歩けば、インド洋とコロニアルな街並みがつくる風景を楽しめます。 デザイナーズ雑貨を扱うショップや博物館を巡るのもおすすめです。 ・ジェットウイング・ライトハウス / バワ建築 こちらは、ゴール旧市街から車で約10分ほどの海岸沿いに建つ、ジェットウイング・ライトハウス。 バワが手掛けた数々のビーチリゾートの中でも特に人気の高いホテルです。 ヘリタンス・カンダラマと同じく、自然の融合を目指した建築ですが、こちらは何といっても海との一体感が魅力。 テラスやレストラン、バーに客室、どの空間にいても、光り輝くインド洋と心地よい潮風を感じられ、リゾート気分を味わうなら絶好の場といえるでしょう。
今回ご紹介したホテルは、バワが遺した作品のほんの一部。 ここでは触れられませんでしたが、南西海岸のベントータにあるホテル「ルヌガンガ」も、バワが建築家を志したときから生涯をかけてつくり上げた別荘として知られています。 ほかには、コロンボの自宅兼オフィス「No.11」やバワが最後に手がけたホテル「ブルーウォーター」も人気のスポットです。 時間を経ても色褪せないバワ建築。 ぜひ一度はスリランカへ足を運んで、その魅力を体感してみませんか?