【早稲田大ゴルフ部×大阪学院大高野球部 監督対談】新進気鋭の2人の監督が語るコーチング論
(写真コメント:基本、否定はしない! という辻盛。「春に優勝して、21日くらい連続で取材になって。大会のときまでに一度メンタルは戻ったけど、試合当日のアップのとき横が全部カメラで、やっぱり負けたらどうしようなった。見たことのない顔でやっていました。でも、いい経験です。それを見た後輩たちがまた慣れていくんです」(硬式野球部公式インスタグラム@ogu_hs_baseball_officialより))
斉野 本当に難しいことです。 辻盛 上手い人が教えるということが通説になっているでしょう。元プロ野球選手、元社会人野球選手など、選手として実績がある人が監督をすると、教える人を超えることがないような気がします。自分が教えられる限界しかその選手が上手くなれないんじゃないかと。それが、不思議なんですけど教えなかったら上手くなります。僕はちょっとサポートをするだけ。でもね、本当にこの人ばかやなと思われたら終わりなんで(笑)。 斉野 確かに。なめられたら終わりです(笑)。 辻盛 バッティングでも「どう思いますか」と聞かれたら、「これをやってみたら」と言った後にちょっと知識を付け加えていくんです。「2023年に〇〇が出した論文のなかにこういう解析があるからよかったら読んでみて」と。絶対読まへんですけどね(笑)。 斉野 やっぱり、新しいことは常に勉強していかないといけない。 辻盛 はい。僕は野球のことに関してというより、スポーツなどに関する論文を読むのがめっちゃ好きなんですよ。解剖学、力学、栄養学、トレーニング理論……「グーグルスカラー」をずっと読んでいます。 ※2024年10月21日11時43分、一部加筆修正しました。
週刊ゴルフダイジェスト