実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
台湾人ライダーから見た桶川スポーツランド
一方で、台湾の選手達は「コースが危ない」、「練習にならない」、「路面が悪い」、「だから台湾人は速くなれない」、「冬は寒すぎ(18度)」みたいに、言い訳をする人が多々。そんな意見を聞くたびに、毎回「甘えた事言ってんじゃないよ」と、言っちゃっています(笑) なので実際、台湾の選手達が桶川スポーツランドに来たら「道中砂利道なの?」、「駐車エリアも砂利の部分がある」。「路面はもっとロードコースみたいな感じかと思ってた」と、ショックを受けていた様子。 僕は7歳の頃から通っているので、それが普通でしたが、隣の芝は青く見える人達にとっては、良い衝撃だったかなと思います。
ちなみにこの環境は桶川スポーツランドが特別なわけではなく、日本の他のカートコースも同じような環境の場所は多々あります。 彼らが日本に到着してから、友人の加須のスパイラルエッジこと、今泉七瀬さんに成田空港へ迎えに行ってもらい、その後は彼らを筑波サーキットに連れて来てもらい、テイストオブツクバを観戦。 「なんでこんな古いバイクでレースをしているの?新しいバイクもたくさん売っているのに」と言う意見を聞いて、古い物に興味を持たない台湾人にとって、テイストオブツクバもかなり衝撃的なレースだったかと思います。 夜は横浜でご飯を食べて翌日は横浜の赤レンガ倉庫近辺にある、クシタニの横浜店に行きました。 今回の参加者は観光にも買い物にも興味がない人達でしたが、クシタニのアイテムが欲しいから、たくさん買いたいみたいな感じで話していたので、僕が「速くなることにお金を使いなさい」とアドバイスをしておきました。
その後は埼玉に向かい、実際にスクールで使うバイクのメンテナンスをしたり、次の日の支度をしたりと、なんだかんだバタバタした1日。 ちなみにスクールで使ったバイクは、台湾ではなかなか乗る事ができない、ホンダ「CBR250RR」です。 日本だとこのバイクがトレーニングバイクの主流となりつつありますが、台湾では関税の関係で、めちゃくちゃ高額なので、走っている姿を見る事はほとんどありません。 いかがでしたか?今回は、スクールを開催するに至った経緯、そして台湾にはどんな考え方の選手達が多いのかをお伝えしたかったので、こんな感じの内容となりました! 次は実際にスクール開催時の話を書きたいと思います!今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
濱原颯道(プロライダー)