FAの外野手アンソニー・サンタンデール（MLB Advanced Media）

　日本時間1月4日、ブルージェイズがFAの外野手アンソニー・サンタンデールに正式オファーを提示したと、「KPRC」のアリ・アレクサンダーが報じた。昨季44発を放った大砲の争奪戦はブルージェイズ、エンゼルス、タイガースらが候補に上がっていた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 　30歳のサンタンデールは昨季オリオールズで155試合に出場し、44本塁打、102打点、打率.235、OPS.814をマーク。本塁打、打点などでキャリアハイに達し、自身初のシルバースラッガーに輝いた。最高のタイミングでFA市場に打って出たサンタンデールは、5年1億ドル規模の契約を求めているとされてきた。実際、今オフの市場ではサンタンデールと同じく外野両翼の強打者タイプのテオスカー・ヘルナンデスが3年6600万ドルの契約を結んでいる。ヘルナンデスより2歳若いサンタンデールが、ヘルナンデスと同等の年平均（AAV）で、2年長い契約を求めるのは妥当なラインとも言える。 　サンタンデールの争奪戦は、エンゼルスとブルージェイズが“フロントランナー”と報じられていた（デトロイト地元紙「デトロイト・フリー・プレス」）。特にブルージェイズはフアン・ソト、コービン・バーンズの争奪戦に敗れ、今オフは思うように補強が出来ていない。ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.というコアプレイヤーが揃う最後の年となるかもしれない今季に向け、彼ら2人の援護砲を確保したいところだ。