CBR1000RR-R熊本スペシャル! 市販されなかった幻のカラーリングを紹介
2023年5月にホンダの熊本製作所が二輪車生産累計2000万台を達成した際に特別なCBR1000RR-Rを記念式典に登場させていたが、その現車が展示されていたので紹介したい。 【画像】CBR1000RR-Rの特別モデルをギャラリーで見る(7枚) 文/Webikeプラス 市本行平
熊本城とくまモンをイメージした特別車両
1975年に完成し、翌年から二輪車の完成車輸出基地として創業を開始したホンダの熊本製作所が、2023年に累計生産数2000万台を達成したのは記憶に新しいところ。同工場は、2008年に浜松製作所から大型バイクの生産を受け継ぎ、現在では57か国へ輸出している重要拠点となる。 その2000万台目としてラインオフしたのがこの特別なCBR1000RR-R。熊本製作所での展示パネルに「熊本城とくまモンをイメージした特別車両」と記されていた。当時はこの車両についてのアナウンスは一切なかったが、カラーリングのモチーフは熊本とされているのだ。 まずこのカラーの特徴になっているのは小豆色のラインやホイールで、これは熊本県の県章の色使いにちなんでいるだろう。そして熊本城とくまモンは不明。ブラックのボディカラーがくまモン、ゴールドの差し色が熊本城本丸御殿と想像できるが、果たしてどうだろうか。 近年、企業の進出地としても世界的に注目を浴びている熊本県で50年近く操業してきた熊本製作所は、ホンダにとって世界唯一の大型モデルの生産拠点になる。アッパーカウルに「made in KUMAMOTO」とある通り、ホンダは熊本から最先端のバイクを送り出していく戦略だ。
市本行平