自民・平野達男元復興相が参院選岩手選挙区に正式出馬表明 逆風下で「これが最後の機会」
元復興相の平野達男氏(70)は7日、盛岡市内で記者会見し、今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に自民党公認で出馬することを正式に明らかにした。 平野氏は岩手県北上市出身で東大卒。自由党時代の小沢一郎衆院議員に見いだされ、農水官僚から参院選岩手選挙区に立候補して3回当選、民由合併後の民主党政権で東日本大震災の初代復興相を務めた。自民党にくら替えして臨んだ令和元年の選挙で新人だった横沢高徳氏(52)=立憲民主党=に敗れた。 今夏の参院選岩手選挙区には現職の横沢氏が出馬するものとみられ、両者の再戦となる見込み。ただ、派閥パーティー収入不記載事件に加え、秘書給与を巡る詐欺事件で広瀬めぐみ元参院議員(自民党離党)の辞任が重なり、県内の自民党への逆風は強いまま。平野氏は「国政の場で仕事を与えていただくとすればこれが最後の機会」と背水の陣で臨む決意を示した。