夏の甲子園2024、勝ち上がり予想は…?(6)九州・沖縄地区の有力校は?
ついに開幕する第106回全国高等学校野球選手権大会。今大会も甲子園常連校をはじめ、初出場も5校が名を連ねている。また、各地区に優勝候補と目される高校が点在しており、熱い戦いが予想される。今回は上位進出が狙えそうな高校を予想するとともに、各代表校の戦力も紹介したい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
九州・沖縄地区の有力校は?
九州・沖縄地区の代表校は以下の顔ぶれとなった 西日本短大付(福岡) 明豊(大分) 宮崎商(宮崎) 有田工(佐賀) 創成館(長崎) 熊本工(熊本) 神村学園(鹿児島) 興南(沖縄) 甲子園出場経験のある高校がズラリと並んだ九州勢。昨夏の甲子園経験者が多く残る神村学園(鹿児島)が、投打で充実した戦力を誇っている。 神村学園のエース・今村拓末は今夏の鹿児島県大会で、20回2/3を投げて失点ゼロ。決勝戦では強豪・樟南を相手に6安打完封勝利を収めた。 打撃の中心となるのは、主砲の正林輝大だ。正林は今春のセンバツでホームランを放ち、今夏の鹿児島県大会でも打率.450(20打数9安打)をマーク。三塁の岩下吏玖も打率.588(17打数10安打)を記録するなど、打線が活発なチームだ。 西日本短大付(福岡)は、チーム打率.381と打撃が強力。エースの村上太一は、打撃でも今夏の福岡県大会で打率.522(23打数12安打)1本塁打、6打点をマークした。2年生のリードオフマン・奥駿仁も打率.455(22打数10安打)6盗塁を記録している。 熊本工(熊本)はプロ注目のエース・廣永大道が疲労骨折でベンチ外となった。2年生右腕・山本凌雅への負担を、他の投手陣がどこまで軽減できるか。 宮崎商(宮崎)は今夏の宮崎県大会、全試合を3点差以内で制してきたチーム。俊足の中村奈一輝は、投打の二刀流でチームを牽引する注目選手だ。
ベースボールチャンネル編集部