古河電工、医療・産業用光部品合弁を子会社化。三菱電線から株式追加取得
古河電工は26日、三菱電線工業と合弁する光部品メーカーのMFオプテックス(本社・兵庫県尼崎市)を連結子会社化すると発表した。同社は医療・産業用途の光ファイバ製品を製造・開発。古河電工ではその株式40%を10月に追加取得し、出資比率を80%に高める。ライフサイエンス領域や産業用レーザ関連での新事業創出を加速することが狙い。MFオプテックス連結子会社化に加えて、同社本社工場を古河電工三重事業所などに移転する予定。 MFオプテックスは2022年に三菱電線の光部品事業会社として設立された企業。古河電工は40%を出資している。三菱電線の特殊ファイバ製造技術・部品加工技術と古河電工のフォトニクス技術のシナジーで、医療・産業用途の光ファイバ製品を製造・開発している。 古河電工ではMFオプテックスの有する医療・産業機器向けの事業領域は高い成長率を維持しており、ライフサイエンス領域や産業用レーザに関する新事業開発の加速に重要としている。 MFオプテックスの資本金は3億1千万円で、レーザ伝送用ファイバ製品やバンドルファイバ、ライトガイドファイバを製造販売。イメージガイドや工業用・医療用ファイバスコープなどの製品も手掛けている。