八乙女光、ベートーヴェン題材作品で「運命」感じる 自身も突発性難聴を経験し5年ぶり主演舞台
8人組グループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が、23日、東京・日経ホールで24日から26日まで上演されるリーディング・コンサート『ベートーヴェン/届かなかった手紙』公開ゲネプロ前囲み取材に参加した。2019年以来、5年ぶりに舞台主演することが決定した八乙女は「明日本番かと思うと朝から嗚咽がすごいです。きょうのゲネプロで緊張は捨てて明日に挑みたい」と心境を明かした。 【写真】笑顔でお手振り 囲み取材に参加した八乙女光 ドイツが生んだ偉大な天才作曲家・ベートーヴェン。彼の死後、秘密の戸棚から3通の恋文が発見された。しかし手紙には相手を“不滅の恋人”としか称しておらず、今なお解明と研究が行われている。今作はこの音楽史上最大のミステリーを巡る朗読と天才作曲家・ベートーヴェンが生み出した名曲の生演奏の融合したリーディング・コンサートとなる。 主人公である“不滅の恋人”の謎の解明にあたるベートーヴェンの弟子フェルディナント・リース役に八乙女は「身振り手振りがないので声やニュアンスでどう伝えるか、難しさも楽しさもある。舞台は5年ぶりなので楽しんで観ていただけたら」と見どころを語る。 自身も突発性難聴となり休業した経験を持つが「今回の作品のなかでも、ベートーヴェンが難聴になってからの作った曲をお届けする部分がある。僕は家でフルで聞いたんです。ピアノで弾いている動画をみたんですけど、僕は突発的難聴になったときに、思い切り高音や低音が聞きにくかった。ベートーヴェンの曲も、長い曲のわりにはピアノの真ん中らへんで弾いている印象があり、もしかしたらお同じような症状だったのかな?そういうのがありつつ、僕に今回こういう役がきたことも運命なのかな、と思いました」としみじみ。 自身にとって“不滅”のものを聞かれると「この仕事を始めたときから接している音楽です」と回答。「休業しているときも、欠かせなかった。医者からは無音で過ごすように言われたんですけど、アンプを通さずにベースを弾いたり。振動を体で味わうだけでも触られるし、離れている時間一番不安なので。自分にもお客さんにもパワーを与えられる」と力を込め、「カウントダウンもありますし、全然(Hey! Say!)JUMPとは違うライブをつくっているので不滅の名曲を届けるつもりです」と約束していた。