ミニ・クーパー:英国車のアイコン ランドローバー・レンジローバー:醸し出す特別感 誇らしきUK製モデル(1)
バッテリーEVのレンジローバーも開発中
もう1台、後ほどご紹介するが、日産キャシュカイ(旧デュアリス)とは同じサイズ感にある。しかし、直接的なライバルには当たらない。新型は従来以上に高級感を高め、運転も楽しいが、イヴォークはまったく異なる印象を残す。 これが、レンジローバーたるゆえん。目隠しをして座っても、ロゴを隠して運転しても、恐らくランドローバーの1つだと当てられる。目では見えない部分にも、本質が浸透している。英国価格も、大きく異なるが。 グレートブリテン島中西部のヘイルウッドと、中部のソリハルの2か所に、ジャガー・ランドローバーは生産拠点を有する。そのすぐ隣、キャッスル・ブロムウィチの工場は、2024年5月に役目を終えたばかり。 2023年の生産数は、合計23万8422台。上級ブランドだと考えると、驚かされる数字だと思う。 ジャガー・ランドローバーは、バッテリーEVの開発を進めている。先行するのはレンジローバー。その直後に、ジャガーが続く予定とのこと。英国が誇るブランドは、未来へ向けて歩み続けている。 この続きは、誇らしきUK製モデル(2)にて。
ヴィッキー・パロット(執筆) マックス・エドレストン(撮影) 中嶋健治(翻訳)