【漫画】スクープを掴んだ後輩が殺された…。生前の日記から“真実”を知った男性が、“視える葬儀屋”に会いに行った理由とは【作者に聞く】
元ゲーム会社所属デザイナーで、現在はストーリー漫画をメインに執筆している吉良いと(@kilightit)さん。個人で作品を公開・販売するほか、商業誌にも作品を掲載するなど、精力的に活動している漫画家だ。代表作「ようこそ亡霊葬儀屋さん」は、「このお話ほんとに好きです」「1度見た事あるはずなのに泣いてしまった」など、多くの読者に感動をもたらしている。 【漫画】「幽霊が視える葬儀屋さんと真実の追求者」を読む 今回は、「幽霊が視える葬儀屋さんと真実の追求者」をお届け。週刊誌の記者である御堂豪(みどう・ごう)は、目の前で殺されてしまった同僚・町村の葬儀場にいた。そこで“視える葬儀屋”の烏丸枢(からすま・くるる)に声をかけられ、“町村の本当の思いが詰まっている”というUSBメモリを渡される。御堂は烏丸の言葉を疑いつつもUSBメモリにアクセスすると、そこには町村の日記が保存されていた。 入社以来大きな記事を書けていなかった町村は、尊敬する先輩である御堂に認められたい一心で業務に励んでいた。そんなある日、町村は“大ネタ”を証拠とともに入手する。しかし、記事が世に出回ったあとでネタも証拠も全部嘘だったという“真実”が発覚。絶望する町村だったが、やがてこの“真実”を打ち明けて関係者全員に謝罪しようと覚悟を決める。それは御堂がよく口にしていた「真実を追求しろ」という言葉に背中を押されたからだった…。 町村が抱えていた思いを知った御堂。後日、烏丸のもとへ向かい、記者を続けていくことが怖くなったと吐露する。そして、壁に貼られた“葬儀社スタッフ募集”の文字を見て、「俺でも応募できる?」と烏丸に尋ねるのだった。 作者に話を聞いてみた。 吉良いと「御堂は元々過去に商業連載していた漫画『ようこそ亡霊葬儀屋さん』に登場していたキャラクターです。完結から4年ほど経ちましたが、彼の過去のお話をずっと描きたいと思っていました。pixivにこの漫画を投稿した際にコメントで御堂を覚えてくださっていた方がいてとてもうれしかったです!今後も『ようこそ亡霊葬儀屋さん』に登場するキャラクターのお話を執筆する予定がありますので、ご興味ありましたらぜひお読みください!」 烏丸葬儀社の社員である御堂の過去を描いた本作。X(旧Twitter)に投稿されると、読者からは「これもいいお話だなぁ」「このお話も他人事ではなく切ない」「サラリーマンで今日まさにストレスを受けた俺に沁みますね…」といった感想が寄せられている。 画像提供:吉良いと(@kilightit)