ビニシウスがFIFA最優秀選手も森保監督は他の選手に投票 エムバペは投票をボイコット
国際サッカー連盟(FIFA)は年間表彰式(17日=日本時間18日)で男子最優秀選手にブラジル代表FWビニシウス(レアル・マドリード)を選出した。スペイン代表MFロドリ(マンチェスター・シティー)が2位、イングランド代表MFジュード・ベリンガム(Rマドリード)が3位だった。 ビニシウスはRマドリードのメンバーとして昨季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇とスペインリーグ優勝に貢献したストライカー。世界最優秀選手賞「バロンドール」(フランスフットボール誌選定)ではロドリが選出されたことに反発。表彰式をボイコットして物議を醸したが、この日は笑顔で参加した。 ビニシウスは「貧困や犯罪の多いサンゴンサロではだしでサッカーをプレーしていた時は不可能に思えたが、ここに来ることは僕にとってとても大事なこと」とし「投票してくれた選手やコーチ、ジャーナリスト、そしてファンのみんなに感謝しないといけない。僕を助けてくれ、信じてくれたチームにも感謝したい」などと語った。 その一方、各国代表監督と代表主将の投票結果も注目されている。スペイン紙「マルカ」は「スターたちは誰に投票したか」と報道。アルゼンチン代表主将のFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)は1位にスペイン代表MFラミン・ヤマル(バルセロナ)、2位にフランス代表FWキリアン・エムバペでビニシウスを3位とした。また、理由は不明ながらフランス主将のエムバペは投票をボイコットした。 日本代表を率いる森保一監督は1位にロドリ、2位にノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(マンチェスターC)、3位にヤマルを選出し、ビニシウスには投票しなかった。同主将のMF遠藤航(リバプール)は1位にベリンガム、2位ビニシウス、3位ロドリとした。 スペイン紙「アス」は「各国監督とジャーリストの投票ならばロドリが受賞していた。しかし人気投票(ファン投票)ではビニシウスが圧倒的な人気を獲得した」と伝えていた。
東スポWEB