【高校サッカー福岡全力応援】受け継がれる伝統「東福岡」を応援したい5つのこと
九州・福岡を代表するターミナル駅・博多駅から歩くこと15分、ひときわ大きな校舎が目の前に現れます。 12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に福岡代表として出場する東福岡です。 12月29日の全国大会1回戦では福島代表・尚志高校とNACK5スタジアム大宮で対戦しますが、その福岡代表・東福岡の応援したい5つのポイントを紹介します。
1.福岡一の“マンモス校”共学へ
来年度で創立80周年を迎える東福岡。全校生徒2127人と在校生の数は福岡県で最も多い“マンモス校”です。男子校として歴史を積み重ねてきましたが、来年度から男女共学になります。 部活動が非常に盛んで、中でもラグビー部は全国高校ラグビーで7度、バレーボール部は春高バレーで3度、全国制覇を達成しています。県大会の決勝はそれぞれの部を応援しに行くなど、全国レベルの部活同士、互いに刺激し合っています。
2.選手権3度の優勝を誇る“赤い彗星”
県内最多・22回の選手権全国大会出場を誇るサッカー部。1976年から監督に就任し、指導してきた志波芳則元監督のもと、輝かしい歴史を創ってきました。 1979年、58回大会で選手権全国大会に初出場。その後2度の全国ベスト4を経験し、76回大会・雪の決勝で帝京に勝利し初の全国制覇。77回大会も決勝で帝京を倒し連覇を達成しました。 志波元監督の後を継いだ森重潤也前監督も94回大会で全国制覇を達成。日本代表の長友佑都選手や毎熊晟矢選手をはじめ、数多くのプロ選手を輩出し続けてきた伝統校です。
3.福岡の歴史を創ってきた伝統校同士の対決
11月に行われた、全国高校サッカー選手権福岡大会決勝。相手は、県内で2番目・過去14回の選手権全国大会出場を誇る東海大福岡でした。県内で長くしのぎを削ってきた両校ですが、決勝での顔合わせは15大会ぶり。今年は新人戦・インターハイでも対戦がなく、選手権決勝で「初対決」となりました。 前半から果敢に相手ゴールに迫った東福岡でしたが、東海大福岡の体を張った守備に阻まれます。東海大福岡も豊富な運動量で積極的にシュートを狙いましたが、東福岡が落ち着いた対応を見せ0-0で折り返します。「前半は厳しい戦いで走れていなかった」と振り返った平岡道浩監督。「そんなに選手権は甘くないぞ、しっかり走って勝つぞ」と選手を送り出しました。 運動量・集中力を高めた東福岡は後半15分、塩崎響選手(3年)との息の合ったコンビネーションでパスを受けた伊波樹生選手(3年)がドリブルで中央に切り込み右足を振り抜きシュート、待望の先制点を奪います。その後は互いにチャンスを作るも得点は生まれず、迎えた後半アディショナルタイム。大谷圭史選手(3年)のロングボールに反応した途中出場の山口倫生選手(2年)が右足でゴール右角に流し込み大きな追加点。 東福岡が伝統校同士の決勝戦を制し、3大会ぶり23回目の全国出場を決めました。