「東大→東大院修了」高学歴アイドルが送った“超壮絶すぎる青春”自称「落ちこぼれ」だった雲丹うにの“転機”は?
東大では、1~2年生の成績を加味して、3年生以降の所属学部を学生自身が選択できる“進学振り分け制度”がある。 3年生で雲丹が選択したのは、理学部生物学科。 当初は「iPS細胞のような、人体の研究」に興味があったため「医学部」も視野に入れていたが、成績からして「ムリ」と判断。 せめて「動物の研究を」として、進んだ学部ではカエル、ネズミなどを相手に「遺伝子工学」を学んだ。 そして大学では、2年生でアイドルとの出会いも。
今、アイドルグループ「Mirror,Mirror」で活躍する雲丹の「転機」であり「原点」だ。 ■小学校から高校まで、部活に入っていなかった反動で… 小学校から高校にかけて、部活に入っていなかった反動か、ふと「クラス以外の団体生活を経験しないとヤバい」と危機感が募った。 ただ、体育会系のサークルは「運動が苦手」でムリ。 迷った末に「かわいいモノ、かわいい女の子が好きだし、かわいいダンスなら練習すればできるかも」と考えて選んだのが、有名アイドルのコピーダンスサークルだった。
慣れないダンスの大変さはありつつ「ひとつのステージを複数人で作り上げるこの感覚を、みんなは青春時代の部活で経験していたんだ」と痛感。 まるで、青春時代を取り戻すかのように。 年に2度ある文化祭(五月祭・駒場祭)、大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL」の計「年4回」のステージに向けて、仲間とともにレッスンへと励み、汗を流す喜びを思う存分に味わった。 東大でのキャンパスライフでは「自由」を手に入れた。
大学卒業後は、東大大学院農学生命科学研究科へと進学。就職活動をしなかったのは「社会人になりたくない」と思ったから、いわゆる“モラトリアム”だ。 大学4年生で、かつて世話になった高校時代の恩師を訪ねた際に「大学卒業後の進路」を相談。 恩師の「せっかく東大の理系学部に入学できたんだし、大学院へ進んでみれば。社会人になってしまったら、大学院には進学しづらくなるよ」との言葉が、背中を押した。 ■親元を離れるために「就職して、行方をくらますか…」