秋サケの不漁深刻 過去最低の前年度比28%減 岩手県
2024年12月20日時点の岩手県内の秋サケの沿岸漁獲量は、過去最低だった2023年度の同じ時期をさらに28%下回る深刻な不漁となっています。 秋サケの漁の最盛期は11月から12月とされていますが、岩手県によりますと12月20日時点の2024年度の沿岸漁獲量は52.1トンで、過去最低だった2023年度の同じ時期を28%下回る深刻な不漁となっています。 河川での捕獲分などをあわせた県内の秋サケの年間漁獲量は、ピークだった1996年度7万3526トンに達していましたが、その後減少傾向が続き、2023年度は過去最低の134トンにとどまりました。 この不漁には春先の海水温の上昇などが影響しているとみられていて、県では帰ってくるサケを増やすため、大型で丈夫な稚魚の育成などに取り組んでいますが、深刻な不漁には歯止めがかからない状況が続いています。
岩手めんこいテレビ