災害時「家族を守りたい」 長生中、防災部61人が全員合格 ジュニア防災検定上級試験
ジュニア防災検定の上級試験に初めて挑んだ長生村立長生中学校(生徒数289)の1~3年生の防災部員61人が、全員合格した。合格証書を受け取った生徒は、深めた防災知識を生かし、災害発生時に「家族を守っていけたら」と語った。 部員は、事前に防災士による対策講座を受け、9月に筆記試験に挑戦。夏休みに家族で防災について話し合ったリポートと、部としてまとめた防災自由研究も提出した。この三つの総合評価で合否が決定。検定料は村が全額負担し、同部のほぼ全員が受検した。 いずれも3年生の宇山龍斗さん(14)と渡辺泉穂里さん(15)は、成績優秀賞なども受賞。宇山さんは、家族といる時に地震が起きた際、どこに避難するかを図を使ってリポートにまとめた。「すごくうれしい。(災害は)起きてほしくないが、起きた時は(リポートに)書いたことを生かして家族を守っていけたら」と話した。