完璧主義な人ほど片づけが苦手? 「ダメな自分」をさらけ出せずに鎧を着て生きている
片づけられないと悩む人は多い。そんな片づけを習慣化することで部屋がきれいになるだけではなく、人生までも変わる――。大人気のお片づけ習慣化コンサルタント、西崎彩智さんはそう提唱する。今回は片づけられない人に共通する意外な特徴について西崎さんの最新刊『人生が変わる片づけの習慣 片づけられなかった36人のビフォーアフター』(朝日新聞出版)から紹介する。 【写真】完璧主義な人ほど片づけが苦手? 「ダメな自分」をさらけ出せずに鎧を着て生きている * * * 掃除が嫌い・苦手だと感じるタイプに多いのは、意外にも完璧主義な人です。完璧主義な人は物事を0か100 かで捉える傾向があります。自分自身に対する評価も厳しく、100%きれいな状態以外はダメだと思ってしまっているため、自分は掃除が「できない」「苦手」と思い込んでしまっているのです。 そのほかにも、こんな「完璧主義」の方たちがいます。 自分以外のことに一生懸命 真面目で完璧主義な人は、自分よりも他人を優先し、何事も一生懸命な人が多いようです。子育てや仕事、人付き合いに頑張って、自分のことは後回し。毎日目の前のことをこなすだけで精一杯で、自分が心地いい空間づくりまで頭が回らない。 ずっと正解探しをしている 完璧を求めるあまりいつも「これでいいのかな」と考えてしまう。失敗することは許せない、と思っている人も多いようです。片づけも、「この方法でいいのかな」「もっと効率のいい片づけがあるのではないか」と考えることに時間を費やしてしまい、一歩が踏み出せない。 ダメな自分をさらけ出せない 片づけられないキャリア女性に多いのがこのタイプ。外ではバリバリ働いているけれど、家の中は散らかっている。どうにかしたいと思っているけれど、ダメな自分は見せられない。他人からの評価が気になり、鎧を着ているように生きている。 こんな「完璧主義」の方たちにお伝えしているのは、「完璧主義ではなく、完了主義になりましょう」ということです。完璧な状態を求めるのではなく、「今はとりあえずこれがベスト」と思ってやり始め、小さくてもいいので、一つひとつしっかり「完了」させていくのです。