斎藤元彦知事めぐる公選法違反疑い、古市憲寿さんネット選挙に私見 「ブログに女性社長が自分からウキウキして書いちゃうぐらい…」
フジテレビ系朝の情報番組「めざまし8」は28日、兵庫県知事選で再選した斎藤元彦氏に浮上した公選法違反の疑いについて特集。コメンテーターとして出演した社会学者の古市憲寿さんは、インターネットを活用する現代のネット選挙と公職選挙法について私見を述べた。 ◆斎藤元彦前知事、就任式へ向かう車中ショット【写真】 17日投開票の知事選で、斎藤氏はSNSを駆使して支持を広げた。しかし、知事選で斎藤氏を支援したPR会社代表の女性が選挙期間中の「広報全般を任されていた」などと書いたコラムを投稿。報酬が支払われていた場合は公選法違反に当たるが、斎藤氏側は否定している。 この疑惑を巡り、古市さんは「ブログに女性社長が自分からウキウキして書いちゃうぐらい、その方の認識ではこれが法律に抵触するとは思わなかった」と指摘。「もちろんそれは問題なんですけど、裏を返せば、今の公職選挙法がネット時代に合ってないってことなのかなというふうにも思うんですね。選挙に関わってない一般の人からすると、ポスターはお金払っても良くて、SNSはダメなんて分からないじゃないですか。普通の感覚からすると」と説明。 「(インターネットを利用した選挙運動を指す)ネット選挙が始まってから10年たつわけですよね。10年間、たいして整理をせずに、ネット選挙に対応してこなかった公職選挙法の問題、政治家の問題と言ってもいいですけど、それが大きいんじゃないかなあと思います」と述べた。
中日スポーツ