男子は弘前工が5年連続45度目、女子は青森西が8年連続21度目 春高バレー青森
「春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会への出場権を懸けた青森県代表決定戦が27日、弘前市の県武道館で行われた。男子は弘前工が五所川原工科を下し、5年連続45度目、女子は青森西が下山学園を破って8年連続21度目の全国大会出場を決めた。全国大会は来年1月5～12日、東京体育館（東京都渋谷区）で行われる。 【写真】青森西・斎藤梨乃のスパイクが下山学園・山田千尋のブロックをかわして決まる 男子は、地力に勝る弘前工が序盤から多彩な攻撃と効果的なブロックで五所川原工科を封じ、第1セットを先取。第2セットも佐藤功琉（くりゅう、3年）の連続得点と枚数を厚くしたブロックが随所に決まり、抜け出した。第3セットに入っても三浦拓人（ひろと、同）の高さのあるスパイクなどで点差を広げるなど、危なげない試合運びを見せた。 女子は、立ち上がり硬さが見られた青森西だったが斎藤梨乃、小寺凛の両3年生と山本理乃（1年）のスパイクなどで幸先の良いスタートを切った。第2セットの序盤はシーソーゲームとなったが、青森西は高いブロックとクイックを絡めたコンビバレーで主導権を握り、第3セットも小寺や斎藤のスパイクが要所で決まり、粘る下山学園を突き放した。 【青森男子】 弘前工・春藤裕和監督「チームとしての完成度は高くないが、全国での目標は定まっているのであとは3年生がどう引っ張っていくかだ」 鎌田寛太主将「雰囲気も良く、楽しくプレーできた。高さを生かしたスパイクを決めることができたが、レシーブやサーブミスなどを減らさないと全国では通用しない」 【青森女子】 青森西・白取和也監督「勝因はブロック力の差。ただ、拾い切れていなかったり抑え切れていない部分があるので課題を修正したい」 大森陽奈主将「追われる側として多少のプレッシャーはあったが、焦りや不安はなかった。持ち味のコンビバレーで全国ではまず1勝を目指す」
