壁紙サンプルを100枚取り寄せ&22種類採用。どこにいても楽しい家になった
メインの壁紙は汚れが落ちやすいかも検証
ちなみに、メインの壁紙は、いちばん面積が大きくなるので、とくに慎重に選びました。 シンプルな白ですが、質感や見た目だけではなく、壁紙の機能性もチェック。「防カビ」「汚れ防止」「抗菌」機能がついているものを採用しました。 また、サンプルの壁紙にボールペンで落書きしてみたり、ソースをこぼしてみたりなど、生活で想定される汚れが落ちやすいかどうかも検証。汚れの落ちやすさを、しっかり確かめて採用したので、3年たった今でも、きれいな白の壁紙を保つことができています。 白の壁紙は、光を反射するので部屋が明るく、広く見えます。また、もしキズができたときも修繕がしやすいというのもうれしいメリットです。
まるで木に見える和室の収納扉も壁紙仕上げ!
こちらの和室の収納扉も、じつは壁紙仕上げです。本当は木の扉を塗料で塗る予定でした。しかし、気に入る色がなく、どうしようか悩んでいたところ、木目調の壁紙を発見。ひと目ぼれした色があったので採用しました。 このように、壁紙を壁以外に応用したアイデアもとても気に入っています。 わが家に来たお客さんもこの扉が壁紙だと気づかないようで、今の技術ってすごいなと感じています。 キッチン背面には、タイルのようなアクセントクロス(壁紙)を採用しました。最近の壁紙は質感がとてもリアルになっていて、まるで本物の木、本物のコンクリート、本物のタイルのような雰囲気を出すことができます。
トイレや洗面脱衣所は消臭・防カビ機能つきの壁紙に
壁紙の種類によって防カビ・防炎・消臭などいろいろな機能がついているので、トイレには消臭機能つきの壁紙を選んだり、洗面脱衣所は防カビの壁紙にしたり、機能面で採用したものもあります。
個室は思いきって好きなテイストに
子ども部屋、書斎などの個室は、家全体のコンセプトにとらわれず、思いきって好きなテイストにしました。狭い空間だと冒険しやすいのでお気に入りの空間になっています。 じつは夫婦で好みが分かれた壁紙がありました。それは、パントリーの中や収納の中の壁紙。しかし、ほとんどお客さんには見えない部分ということで、それぞれの好みで採用することに。 実際に3年間住んでいても、いろいろな壁紙があると飽きないです。部屋ごとのテイストに合わせてインテリアを変えることもできるので楽しいです。せっかくの注文住宅なので、お気に入りの壁紙で生活を彩ってみてはいかがでしょうか?
末弘賢三