〈ぐっすり眠る〉寝る前にひとつだけするなら…→シンプルだけど効果的。おすすめの安眠ポーズ
疲れた日の夜、ヨガやストレッチをするのが面倒に感じることもありますよね。そんなときでも、ポーズひとつだけなら体に負担をかけず、無理なく心身をリセットできます。今回は「寝る前にひとつだけするならこれ!」というおすすめのポーズを2つご紹介します。 ◆写真で詳しいやり方を見る|寝る前にひとつだけするなら…→シンプルだけど効果的。おすすめの安眠ポーズ ■寝る前のヨガの効果 寝る前に行うヨガは、心身をリラックスさせ、質の良い眠りを促します。特に、以下のメリットが期待できます。 ストレスを軽減し、心を落ち着ける 深い呼吸や胸を開くポーズで、日中のストレスや心配事を軽減し、心をおだやかにします。 筋肉の緊張をほぐし、疲労回復を促進する 座り仕事や立ち仕事でこわばった筋肉を優しくほぐし、体全体の疲労感をやわらげ、スムーズに眠りへと導きます。 血行促進とむくみ解消 ヨガで血流が促進され、体のこわばりやむくみが改善されます。特に腰や脚の重だるさが気になる方は、翌朝の軽さを感じやすくなります。 呼吸が深まる ポーズをとりながら深い呼吸を繰り返すことで、体内に酸素を供給し、脳を落ち着かせて自然に眠りに入れるようになります。 ■ポーズひとつだけでも効果を得られるの? 「これだけの効果を得るには、いくつかのポーズが必要?」と思うかもしれませんが、今回ご紹介するポーズでは「リラックス」「呼吸を深める」「心身の緊張を解く」といった効果をまとめて得られます。疲れた日や忙しい日にもおすすめです。 ■寝る前たったひとつのポーズ、おすすめ2選 枕やクッションを使って体を無理なくサポートし、楽にポーズをキープできるようにします。 ■■チャイルドポーズ <ここがおすすめ> ・日中に硬くなった背中や腰まわりが優しくのびる ・膝を少し開くので股関節も優しく開く ・枕に体をあずけることで、安心感とリラックス効果アップ <やり方> ① 正座の姿勢から膝を腰幅より少し開き、縦置きにした枕を膝の間に置く。 ② 上体を前に倒してお腹と胸、顔を枕の上に乗せ、顔を左右どちらかに向けて休む。手は枕の両側に置いて、肩の力を抜く。ゆっくりと呼吸を繰り返してポーズをキープする。途中で顔の向きを変えながら行う。 ■■足を壁に上げるポーズ <ここがおすすめ> ・足が心臓よりも高い位置になることで血液の循環を促す ・下半身のむくみの解消 ・背面が枕でサポートされることで胸がやさしく開いて呼吸が深まる <やり方> ① 壁の近くに枕を置き(背中が乗るように壁に対して縦向きに)、枕の上、壁の近くに座る。 ② 脚を壁に向かって伸ばしながら仰向けになる。背中が枕の上で安定するように体の位置を整える。両腕を胴体の横におき、深い呼吸を続けながら好きなだけポーズをキープする。 ※ 足先が冷えやすい人は、靴下を履くなどして冷えないようにする ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子