別海監督「努力すれば甲子園に来られる、子供たちが証明」 センバツ
第96回選抜高校野球大会は第3日の20日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、21世紀枠の別海(北海道)が昨秋の中国大会で準優勝の創志学園(岡山)に0―7で敗れた。 【熱戦を写真で】創志学園-別海(1回戦) 別海の島影隆啓(たかひろ)監督のコメントは次の通り。 ◇別海・島影隆啓監督 守備からリズムを作るチームなので、あれだけエラー(5失策)をしてしまったら、勝負にならないというのは分かっていた。悔しい負けだった。たくさんの人に支えていただいて、夢の舞台で野球ができて幸せだった。 (相手投手を)打てないのは分かっていたので、失点を少なくしていかにチャンスで一本出すかということをずっとやってきた。 (4安打と)ヒットの本数は少なかったがチャンスは作れていたので、攻撃に関してはよくやったと思う。 (応援している人たちに)勝ったところを見てもらいたかった。遠くから大応援団が来てくれて幸せだなと思う。こういう夢の舞台に立たせてもらえたというのは、たくさんの人たちのおかげ。全力疾走や、最後まで元気を出してやるなど、精いっぱい今できることはやったので、別海らしい野球は見せられたと思う。 (甲子園という舞台は)最高の場所だった。僕たちのような田舎の公立校が、人数が少なくても努力をすれば甲子園に来られるということを子供たちが証明してくれた。21世紀枠の意地があった。甲子園で(強豪相手にいい勝負が)できるということをもっと証明したかったが、それができなかった悔しさはある。