チークの新潮流、秋のトレンドは発色しない「ステルスチーク」
2024年秋冬は、トレンドの面からも「発色しないチーク」が注目されそうだ。今シーズンは、多色使いのアイパレットやアイライン、眉をふんわり染めるアイブロウなど目元関連のアイテムが充実している。インテンスのある目元を引き立て、口元とのバランスを考慮すると、チークは「程よいミュート感」が最適解といえる。
今回は、ほんのり血色感を添えるミュート系カラーと、肌の透明感を引き出すラベンダーを組み合わせた「ステルスチーク」を代表するアイテムを紹介する。
程よい血色と立体感
日本人のために生まれたカラー
「ディオール(DIOR)」からは、コントゥアリングとチーク、ハイライトを1品でかなえるパレット“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”が登場。左のチークカラーはシルキーでマットな質感で、肌の透明感を引き出しながら、ほんのり頬全体に血色感を添える。右のハイライトは繊細な多面パールの力で、光を操り絶妙な艶感を演出。“287”は日本女性のために作られたピンク マットとライラック グロウの組み合わせ。肌に溶け込むようにやわらかくなじみ、澄んだ肌印象へと導いてくれる。
ブラー効果で美肌を演出
オイリーレス処方の軽やかチーク
「スック(SUQQU)」は、日本の四季折々の風景など「移り変わりの美」をグラデーションで表現した“ブラーリング カラー ブラッシュ”を展開する。既存のチークよりオイルの配合量を減らすことで、空気を含んだような質感を実現した。左側のチークカラーは上品な血色と艶を、右側のハイライトカラーは微細なパールを配合し、立体感を自在に演出できるのが特長だ。06は重ね付けするほどに、透明感と淡い血色が生まれるライラック。ブラー効果で肌悩みをカモフラージュしながら、儚げな印象を演出する。
自然な印影を生み出し
素肌までもひときわ美しく
乗せるパーツをそれぞれ想定し、質感や発色、パールの種類まで緻密に計算しているのが、「RMK」から登場した“シェイド & グロウ フェイスパレット”だ。コントゥアリングカラーとチークには自然なツヤを演出するセミマットな質感を選び、2色のハイライトには微細なパールを配合。シェーディングには透明感のあるトープを選び、立体感を自在に操ることができる。“01”は青みニュアンスのパレット。いずれのカラーも薄づきで、鼻筋や目元を含め顔全体に自然な印影を演出することで、素肌そのものを美しく見せる。