ロシアの侵攻から2年 終わりの見えない戦闘 胸を痛めるウクライナ避難民の思い
大分放送
ロシアのウクライナ侵攻から24日で2年です。祖国を離れ、大分県別府市で避難生活を送るウクライナの人たちの今の心境を取材しました。 【写真を見る】ロシアの侵攻から2年 終わりの見えない戦闘 胸を痛めるウクライナ避難民の思い 日本語を学んでいるのは、別府市で避難生活を送るウクライナの人たちです。ロシアの軍事侵攻が長期化するなか、避難してきた人たちはどのような日々を送っているのでしょうか。 (ウクライナ避難民 スヴィトラーナ・ストロミンさん)「日本の生活に徐々に慣れてきた。習慣も理解していて、できることも増えてきた」 侵攻から24日で2年。現地では今なお、激しい戦闘が続いています。支援にあたっているNPO法人では、去年12月から新たに始まったウクライナ避難民を難民と同様に保護する「補完的保護対象者」の申請を進めています。認定されれば定住者の在留資格が得られるため、日本語の習得支援に力を注いでいます。 (NPO法人ビューティフルワールド・小野一馬さん)「一時的な避難生活から定住に向けた日本での生活に変わってきている。最大限彼らの生活を安定させることを念頭において支援をしていきたい」 こうした支援を受けながら、別府市では27人が避難生活を送っています。穏やかな生活を取り戻す一方で、現地の惨状に胸を痛める複雑な思いです。 (スヴィトラーナ・ストロミンさん)「2年も続いていることがまだ信じられない。理解するのも怖い。一日も早く終わってほしいし平和を願っている」 終わりの見えない戦闘が続くなか、日本での生活に希望を持ちながら、祖国の平和を願っています。
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