ロシア、10地区で6年間暗号資産マイニング禁止へ=報道
季節的制限の地区も
ロシア政府が、10の地域で6年間の暗号資産(仮想通貨)マイニング禁止するリストを承認した。現地メディアの「タス通信(TASS)」が12月24日報じた。 報道によれば、禁止措置は2025年1月1日から発効され、2031年3月15日まで有効だという。 具体的には、ダゲスタン、イングーシ、カバルディノ・バルカル、カラチャイ・チェルケス、北オセチア、チェチェン、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、ザポリージャ州、ヘルソン州を含むロシアの10の地域および領土で、暗号資産マイニングが禁止される。 マイニングの全面禁止に加え、ロシアはエネルギー消費量がピークに達する冬の間、シベリアの3つの地域におけるマイニング業務を部分的に制限する。 季節的な制限は、イルクーツク州、ブリヤート共和国、ザバイカルスク地方の一部の地域が対象だ。 この制限は2025年は1月1日から3月15日まで適用され、翌年以降は11月15日から3月15日までの予定だ。 米国、 中国、カザフスタン、カナダとともに、ロシアは暗号資産マイニングにおける世界的なリーダーである。ロシアは今年、この活動を規制する新しい法律を制定し税金を導入した。そしてこれにより、マイニング業者から年間最大2,000億ルーブル(20億ドル)の徴収を見込んでいた。
あたらしい経済編集部