<春に挑む>選手紹介/14 東海大菅生・島袋俐輝/二松学舎大付・長野清弥 /東京
◇「直球で三振」目標に 東海大菅生 島袋俐輝(2年) スライダーやスプリットなどの変化球を打者に応じて器用に投げ分ける技巧派右腕。昨秋の公式戦では中継ぎで4試合に登板し、計1失点と好投した。 「直球で三振を取れるようになる」と目標を定め、この冬は下半身の筋力強化を中心にトレーニングを積んだ。有名ジムトレーナーの動画を見ながら、体の使い方や可動域を鍛える練習もしている。 足の速さにも自信があり、100メートルの自己ベストは11秒08。そのため、試合では走塁でも積極的に攻めていくつもりだ。 正月に帰省したとき、沖縄初のプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」で内野手を務めるいとこから「期待しているぞ」と声援をもらい、励みになった。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)168センチ、62キロ(3)本部町立本部中(沖縄)(4)きっちり抑えられる投手になり、つなぎながら勝っていきたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇「がむしゃら」心がけ 二松学舎大付 長野清弥(1年) バントなどの小技や捕球時の素早いボールの握り替えが得意な二塁手。昨秋の都大会2回戦では相手の投球を見極めて四球で出塁し、好機を作る場面もあった。練習でノックを受けた後、市原勝人監督に「そのままがむしゃらにやれ」と褒められたことがうれしく、印象に残っている。 この冬は守備のレベルアップを目指し、ノックで無駄な動きをなくすよう心がけている。プロ野球・中日の内野手、土田龍空の動画を見て、守備の動きなどを参考にしている。 大事にしている言葉は、昨年練習がきつかった時に2学年上の藤岡良祐さんに言われた「つらい練習こそ笑ってやれ」。この言葉を思い出し、冬の強化合宿を笑顔で乗り越えた。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)165センチ、65キロ(3)浦安リトルシニア(千葉)(4)バントなどの小技で自分の役割を果たして、チームに貢献したい