モラハラ夫が突然キレる、その理由とは?妻を心理操作して、自分の思い通りに操っていた「洗脳」が解けた、あるきっかけ
夫が怒り、家を出ていった理由は浮気だったと気づいた
夫がまた家を出ていった後、恐怖と不安と後悔でどうしていいのかわからなくなっていたE子さん。なんとか気を取り直し、夫がどこに行ったのかがわかる手がかりがあるかもしれないと思い、夫の部屋を調べ始めました。夫のクローゼット奥に丸めたレシートが落ちていたのを見つけたE子さんは何気なく見てみたそうです。それは箱根の旅館の売店のレシートでした。日付も夫が出ていった日と同じです。その時、E子さんは直感で「夫は1人で旅館に行ったわけではない、もしや浮気かもしれない」と感じたといいます。 『夫が出ていったのは私が怒らせてしまったからだと思い、なんとかして謝罪しようと思っていたのですが、夫はわざと怒りだして家を出ていくきっかけを作っていたのかもしれないという疑いに変わりました。今まではモラスイッチを押してモラハラ炸裂をしても、出ていくことなんてありませんでした。それなのに前回のモラハラの時は突然家を出ていき、また今回も出ていった。浮気のために家を出ていったんだと考えると辻褄が合うのです。』 モラハラ夫が浮気をする場合、その行動や態度には特有のパターンや特徴が見られることがあります。 モラハラ夫は、浮気を巧妙に隠すために相手が自分が悪いと思わせるように心理操作をします。元々モラハラ夫は自分が悪い時でも妻が悪いと思わせるガスライティングという心理操作に長けています。それを上手に使うことで妻は夫の行動に不信感を抱かずに夫を疑う自分が悪いと自分を責めるようになります。 また、モラハラ夫は本来嘘をつくことに罪悪感も持っていないので、一貫した嘘を突き通すことができます。浮気がバレないように、外出を正当化するための嘘を上手につき続けることができます。 浮気が疑われると、モラハラ夫は自分を正当化するために妻を攻撃します。逆ギレして、妻を責め、妻からエネルギーを奪う、先ほども書いたガスライティングという心理操作で、浮気を疑う妻がおかしいと非難し妻が自分が悪いと思わせるのです。 【前編】では、頭にくると家をでていくモラハラ夫についてお伝えしました。 つづきの【後編】では、勇気を出して夫に「浮気をしているの?」と言ってみたけれど……。夫の反応は
モラハラ/HSP専門カウンセラー 麻野祐香