イスラエル首相、アサド政権崩壊は「われわれが与えた打撃の結果」
【AFP=時事】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日、シリアのバッシャール・アサド政権が崩壊したことについて、中東における「歴史的な日」であり、「イランの悪の枢軸の中核となる連携」の崩壊だと述べた。 【写真】シリア中部ハマ県で、反政府勢力の攻撃で炎上する政府軍の車両 その上で、「これはイランと、(イスラム教シーア派組織)ヒズボラというアサドの主要な支持者に対してわれわれが与えた打撃の直接的な結果だ」と語った。 英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」によると、イスラエルは同日、シリアの首都ダマスカス郊外と東部デリゾール州にある政府の治安施設と武器庫を攻撃した。 シリアでは反政府勢力の攻勢が始まって以来、これまでに少なくとも910人が死亡した。同NGOによると、その大半は戦闘員だが、民間人138人も含まれている。 2011年に始まったシリア内戦では50万人以上の命が奪われ、人口の半分が家を追われた。 国外に逃れた人は数百万人に上る。【翻訳編集】 AFPBB News