【GLORY】“海人の宿敵”ベスタティ、ウェルター級王者クワジと激闘ドロー、同時2階級制覇ならず
10月13日(日本時間)にオランダ・ロッテルダムにて開催された『GLORY 96』メインイベントのウェルター級タイトルマッチで、挑戦者でライト級王者ティジャニ・ベスタティ(26=モロッコ)が王者チコ・クワジ(26=オランダ)と対戦したが、激闘の末にドロー判定。クワジは初防衛に成功し、ベスタティの同時2階級制覇はならなかった。 【フォト】ベスタティのダウンシーンも!クワジとの王者対決は大激闘に ベスタティはGLORYライト級の絶対王者。昨年8月には4度目の防衛戦としてSB世界スーパーウェルター級王者の海人と対戦し、圧倒的な手数の差を見せつけ判定勝利。今年7月の『GLORY 93』では2階級制覇を狙いウェルター級に挑戦、初戦で前王者エンディ・セメリアに判定勝利した。 対するクワジは今年4月のウェルター級タイトル戦で当時の王者セメリアに挑戦しTKO勝利。王者に輝いた。 試合は序盤から5Rフルの大激闘。2R終盤、ベスタティの右にクワジが右ストレートのカウンターを決め、ベスタティがダウンする場面も見られた。 ジャッジ5名による判定は、2名がクワジを支持、1名がベスタティを、そして残り2名がドロー。GLORY規定に従い、結果はドローに。そのため王座の移動はなくクワジが初防衛に成功した。現王者同士が繰り広げた一進一退の攻防戦は、GLORY史上に残る名勝負となった。 『GLORY 96』 10月13日(日本時間)にオランダ・ロッテルダム ▼ウェルター級タイトルマッチ △チコ・クワジ(オランダ/王者) 判定ドロー ※48-46×2, 46-48, 47-47× 2 △ティジャニ・ベスタティ(モロッコ/挑戦者) ※クワシが初防衛に成功