「ひたむきにおおらかに友よゆこう」詩人・谷川俊太郎さん逝く 学校で校歌作詞など静岡との深いゆかり
静岡放送
「二十億光年の孤独」などの作品で知られる詩人の谷川俊太郎さんが、老衰のため亡くなりました。92歳でした。静岡県内ともゆかりは深く、谷川さんが校歌を作詞した学校からは死を悼む声が聞かれました。 【写真を見る】「ひたむきにおおらかに友よゆこう」詩人・谷川俊太郎さん逝く 学校で校歌作詞など静岡との深いゆかり <谷川俊太郎さん>(2017年連詩の会より) 「島の後ろに、島が隠れている。その後ろにもまた島が…」 日本を代表する詩人谷川俊太郎さん。生前は「しずおか連詩の会」に関わるなど県内とも多くの縁がありました。 <坂口将也 記者> 「静岡市内の高校の体育館です。壁にある校歌を見てみますと、作詞のところに谷川俊太郎さんの名前があります」 静岡東高校の校歌は谷川さんが作詞。学校には、直筆の詞がいまも保管されています。 「ひたむきにおおらかに友よゆこう」 <静岡東高校 増田博俊副校長> 「校歌の一節に『ひたむきにおおらかに』という所があるのですが、ここはもう本校の生徒の様子を見事に言い当てているような表現で、校歌とともに生徒が成長してきたようなそんな思いで受け止めている」 谷川さんが歌詞に込めた思いは、これからも生徒たちの心に残り続けます。
静岡放送