食欲そそる…ウナギのかば焼き、秘伝たれで香ばしく焼かれ 7月24日は土用の丑の日、福井の専門店
7月24日は土用の丑の日。福井県内の専門店には23日、猛暑の夏を乗り切ろうと一足先にウナギを食べる人たちが訪れた。食欲をそそる、かば焼きの香ばしいにおいが店内に漂っていた。 【写真】福井県では夏にサバを食べる風習も 福井市毛矢1丁目の「うな信」では23日午前6時ごろから、三重県から仕入れたウナギを焼き始めた。同店は、蒸さずに焼く関西風の「地焼き」が特徴。創業以来つぎ足している「秘伝のたれ」に浸し、脂がしたたり落ちるかば焼きの焼け具合を見極めながら、次々と仕上げていった。専務の松村基さん(37)は「厳選して仕入れたウナギを新鮮なうちにさばいて焼き、うま味を最大限に引き出している」と話していた。 24日は午前4時ごろから準備を始める。予約は受けず、せいろ蒸しやうな丼、ひつまぶしなどで1300食を見込んでいる。仕入れ値などの高騰で8月下旬にも価格改定予定だが、松村さんは「夏の間は値上げせず頑張るので、ぜひ食べてほしい」と話していた。
福井新聞社