【大学野球】6季連続Vの大商大・富山監督の「還暦祝賀会」に約200人 阪神ドラ1伊原も祝福
関西六大学野球連盟に所属する大商大の富山陽一監督(60)の「還暦祝賀会」が8日、大阪市内のホテルで盛大に開かれた。発起人を務めたのは、富山監督と親交のある株式会社「北陽」の北嶋隆志代表取締役会長。現役部員やOBら約200人が集結した。 祝賀会には歌手・俳優の清水健太郎(72)が駆けつけ、代表曲「失恋レストラン」を熱唱。俳優・歌手の嶋大輔(60)も来場し、代表曲「男の勲章」などを歌い上げた。会の最後は、レゲエ歌手のEXPRESSが現役部員やOBとともに熱唱し、会場を大いに盛り上げた。また、お笑いコンビ「シャンプーハット」の恋さん(48)も富山監督の友人として祝福に駆けつけた。 高校野球界からそうそうたる顔ぶれもそろった。富山監督と親交の深い明秀学園日立の金沢成奉監督(57)、かつて太成学院大高を率いた仲辻宏之氏(57)、上宮太子の鶴田充功監督(57)、東海大大阪仰星の上林健監督(56)、近大付の藤本博国監督(54)高知中央の太田弘昭監督(52)、智弁学園の小坂将商監督(47)、大商大高の高橋克典監督(39)らが祝福に駆けつけた。 大商大は今秋のリーグ戦で連盟記録を更新する6連覇を達成。今秋ドラフト会議で阪神から1位指名を受けた伊原陵人(24=NTT西日本)は大商大の出身で、この日は祝賀会に駆けつけ、恩師を祝福した。富山監督からは「ドラフト1位やねんから、この会の費用は頼むで」とジョークを飛ばされ、苦笑いを浮かべた。現役部員では渡部聖弥外野手(22=広陵)が西武からドラフト2位指名、岡田晧一朗投手(22=智弁学園)がソフトバンクから育成9位指名を受けた。 大学選手権は75年と76年に、明治神宮大会は82年に準優勝を誇る西の名門。部を再び強豪クラブへ引き上げ、多くのプロ野球選手を送り出してきたのが富山監督だ。今月5日に節目の60歳を迎えた。指揮官は会の最後に、「まず、このようなすばらしい会を開いていただいた北嶋会長、後援会の皆さま、株式会社北陽の皆さま、本当にありがとうございます」と周囲の尽力に感謝。「子どもを育て、仕事をし、さまざまな困難がある中で、気がついたら60歳でした。ここからまた踏ん張って、もう一歩もう一歩と目の前に起きることをしっかりやっていきます」と言葉に力を込めた。