爪の色と形でわかる!簡単「健康状態チェック」【白い爪、線が入っている爪…】|美ST
「爪は健康のバロメーター」という言葉を聞いたことはありませんか? 爪の色や形状は健康状態を反映しており、爪をチェックすると体の不調を知ることができます。今回は様々な爪のトラブルと、そこから考えられる全身の不調を解説。改善すべき生活習慣やおすすめの漢方薬など対処法も紹介します。
1.爪の形状でわかる体のサイン
指を保護したり、物を握るのをサポートしたりする役割を担う爪。爪の下にはたくさんの毛細血管が通っているため、爪を見ると血液循環や栄養状態などをある程度推測することが可能です。 東洋医学では、爪は自律神経や感情に関わる「肝」 の状態を反映しているとされています。肝の状態に乱れが生じると、爪が割れやすくなる、色ツヤに変化が生じるなどの爪トラブルが起こりやすくなると考えられているのです。 爪の形状別の代表的な不調を把握しておくと、自分の健康状態をチェックするのに役立ちます。
2.爪の色と形で健康状態をチェック
爪の形状別に、考えられる不調について解説します。ただし、これらはあくまで目安であり、対策をしても状態が改善しない場合は自己判断を避けて医療機関を受診することをおすすめします。 ①白っぽい爪 手指の爪が白っぽくなる原因として、貧血傾向や指先の冷えなどが考えられます。 貧血予防のためには、鉄分を多く含む赤身肉のレバー、マグロやブリなどの赤身魚を積極的に食べるといいでしょう。ほうれん草や大豆製品にも鉄分が豊富に含まれていますが、これらの鉄分は肉や魚に比べて吸収されにくいのが特徴。鉄分はビタミンCと一緒に摂取すると体内への吸収が高まるので、柑橘類などビタミンCの豊富な食材もバランス良く食べましょう。 指先の冷え解消には温かい飲み物を飲んだり、指を「グー」「パー」と動かす運動をこまめに取り入れたりするのが効果的です。 東洋医学では、冷えの背景には血(けつ、全身を巡る栄養)の不足があるとされています。爪が白っぽくなる場合には、血流を良くして爪に栄養を届ける「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」などの漢方薬が適しています。