都内アパート暮らしから「木更津移住」…都心を離れても報道記者を続ける…新しい働き方とは?『every.特集』
■東京へ通勤圏内 決め手となるのは…
2つ目は地価の安さ。東京駅から40km近い他の町と比べると1㎡当たり(駅周辺の住宅地)の土地の価格が安く、家が持ちやすいことでも人気です。 私の場合、東京と同じ広さの2LDKの賃貸アパートを探していたのですが、なんと8万円も安い!改めて、東京との違いを痛感しました。 しかし、増える生活費もあります。高速バスの定期代は、会社支給の通勤費を超えるため月1万3000円ほどが自己負担。 また、木更津で暮らすとなると、東京では持っていなかった、車が不可欠。車を購入すると、ローンと維持費で月々4万6000円の出費。それでも全体で見ると、ひと月あたり2万1000円、生活費を節約できる計算です。
■働き方を模索しつつ新天地へ
――(この移住は)いいことばかり? 赤坂記者 「そうですね…」 妻 「デメリットもあるよ。実際住んでみないと分からない」 都心で仕事をしながら、住まいは東京から離れることに不安は尽きませんでした。しかし、2023年12月、引っ越しに踏みきりました。 赤坂記者 「木更津の街が見えてきました…さらば東京」 こちらが木更津の新居。妻が特に、気に入っていたのが… 妻 「憧れのカウンターキッチン!ここから全部見えるのがいい。ワクワクする新生活!」
■木更津から東京へ…高速バス通勤
翌朝、木更津からの初出勤。 赤坂記者 「バスターミナル東京八重洲行き。これに乗っていきます」 「海の上を走っているのがいいですね。これが新しい出勤風景です」 都内の電車通勤では見られない爽快な景色。必ず座れるのも高速バスならでは。予定通り約40分で東京駅に到着。 赤坂記者 「意外と快適で、すぐ着いたっていう印象でした」 不安だったバス通勤ですが、滑り出しは思いのほか順調でした。
■充実の新生活に夫婦の時間も
休みの日には、車で出かけることが増えました。 妻 「2週に1回、多くて週に1回くらい出かけてない?待って、めっちゃ海きれい!」 東京での休日は家でゴロゴロして終わってしまうことが多かったので、これは大きな変化。 妻 「とても昼起きたとは思えない充実ぶり」 さらに… 妻 「最近、夜寝るときにカエルの音が聞こえる」 赤坂記者 「こっち来てから季節の移り変わりを感じるようになってきた」 妻 「それはそう。本当に」 ふるさとにも似た雰囲気に癒やされます。 食費にも嬉しい変化が。憧れのカウンターキッチンで妻が腕を振るうことで、東京にいたときより外食が減りました。 引っ越したことで減った生活費2万1000円と食費1万3000円の節約で月3万4000円節約ができる月も。