MAアルミ、アルミ製品価格引き上げ。4月から20%・物流など諸コスト高騰
MAアルミニウム(社長・丸山茂樹氏)は1日、アルミ製品(板・押出・箔)の加工賃(ロールマージン)を4月1日出荷分から20%程度引き上げると発表した。これまで商品や顧客ごとに販売価格の改定を進めていたが、物流などの諸コスト増加に対応するため一律の引き上げに踏み切る。 MAアルミを取り巻く環境は、特に物流面で輸送燃料や施設・車両の価格高騰、2024年問題に対応した労働力の確保や諸労働環境改善により、大幅なコスト増が見込まれている。さらに物品購入費用、外注費用、設備メンテナンス費用などの諸コストが上昇を続けている。 これまでコスト上昇に対しては、自助努力や協力会社との協議を通じた経費削減・合理化・省力化で対応していたが、自助努力では吸収しきれないと判断した。 価格改定を実施することで顧客への安定供給の継続と品質の維持・向上に取り組むことを決めた。