「長瀬さんに恥をかかせたくない」――ドラマ『俺の家の話』を支えた現役レフェリーが語る“舞台裏”
ドラマはいよいよ最終回を迎える。 「介護と相続、父と息子、兄弟、恋愛的な要素があって、プロレスだけではなくいろいろな見どころ満載で何を推せばいいのかわからないぐらいですが、何より長瀬さんの魅力をもっと知ってほしいです。ドラマの中でいろいろなものを背負い、それを見事な表情、感情で演技される長瀬さんをきっかけにして、プロレスの魅力も伝わればいいなと思っています」 木曽が実際にリングに立つガンバレ☆プロレスも、ドラマのようにいろいろな物語をもってそこから這い上がっていこう、輝いていこうというレスラーたちの舞台だ。 「あ、でもうちには長瀬さんみたいにかっこいいレスラーはいないですよ(笑)。人間臭くて、不器用な連中が頑張っている姿を観客の皆さんに見てもらって、何か感じるものがあれば嬉しいです。昨日上司に怒られてへこんだから見てみようとか。規模は小さいですけど、我々が作り出す熱さみたいなものは、いわゆるメジャーといわれる団体に出せないものがあると思っています」
--- 木曽大介 レフェリー/DDT、ガンバレ☆プロレス所属 1978年1月24日生まれ。石川県金沢市出身。2010年6月3日、東京・新木場1stRINGで初レフェリング。栄養士、ライター、元サンビスト、元講師と多彩な顔を持つ。地方巡業ではリングトラック班として深夜の高速道路を疾走中。 団体公式サイト https://www.ddtpro.com/ 木曽大介note(ドラマ秘話更新中) https://note.com/kisotaro_note 岩瀬大二 ライター、酒旅ナビゲーター、MC。幅広いジャンルの2000人以上のインタビュー記事を執筆。全日本女子プロレス道場の近くに生まれ、ショーン・マイケルズと同い年。国際プロレスから始まり、ハンセンの入場時にブルロープで殴られ、三沢対小橋に泣き、海外のプロレスで英語を学ぶというプロレスファン人生を歩む。返し技・丸め込み技全般が好物。